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災とSeeing

名古屋大学 減災連携研究センター、(株)CBCテレビ、(株)中日新聞社、(一社)中部地域づくり協会 地域づくり技術研究所
災とSeeing(8)昭和東南海地震・三河地震

所在地

油ヶ淵(油ヶ淵水辺公園):愛知県碧南市油渕町2丁目33
応仁寺:愛知県碧南市油渕町1丁目6
深溝(ふこうず)断層:愛知県額田郡幸田町深溝

■ 油ヶ淵(油ヶ淵水辺公園)
油ヶ淵は、以前、三河湾につながる入り江でした。江戸初期、矢作川の付け替えにより土砂がたまり、せき止められ湖になりました。
この周辺には軟らかい地盤が広がっていて、昭和東南海地震と三河地震の被害を受けました。
■ 応仁寺
碧南市の北部、油ヶ淵の北に位置する西端地区の応仁寺は、昭和東南海地震では山門が倒壊し、さらに三河地震で本堂が倒壊しました。西端集落は、三河地震で145戸が全壊、死者26名という大きな被害を受けました。
応仁寺は、西端住民の手によりすぐに再建に乗り出し、倒壊からわずか12年後の昭和32年(1957年)に本堂が再建されました。
■ 深溝(ふこうず)断層
昭和東南海地震からおよそ1ヶ月後、昭和20年(1945年)1月13日午前3時38分,三河湾を震源とするマグニチュード6.8の直下型地震「三河地震」が発生し、西三河南部を中心に死者2,000名を超える大きな被害をもたらしました。この地震は、断層の西側および南側が隆起する「逆断層運動」と、地盤が互いに左側へすれ違うように移動する「左横ずれ運動」が生じたことにより発生したと考えられており、ここでは最大で落差約1.5m ,左横ずれ約1mが生じています。杭は隆起した高さを赤色で表示しています。
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