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災とSeeing

名古屋大学 減災連携研究センター、(株)CBCテレビ、(株)中日新聞社、(一社)中部地域づくり協会 地域づくり技術研究所
災とSeeing(14)七里の渡し(名古屋市熱田区)

所在地

宮の渡し公園:愛知県名古屋市熱田区内田町
熱田神宮:愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1番1号

■ 宮の渡し公園
宮の渡し公園の辺り一帯はかつて「熱田湊」と呼ばれ、東海道五十三次で最大規模の宿場町「宮宿」と、次の「桑名宿(現在の三重県桑名市)」を海路で結ぶ「七里の渡し」の船着き場がありました。現在、公園には常夜灯や船着き場が復元されています。
専門家によれば、「東海道唯一の海路で、ここから西の濃尾平野は海抜ゼロメートル地帯。たびたび洪水や高潮が起こり、地盤も緩く、陸路は難しかったのでしょう。」とのこと。
また、公園の一角には、伊勢湾台風の被害を説明する看板や最高浸水位を示すポールがあり、被害の様子を今に伝えています。
宮の渡し公園


伊勢湾台風の説明看板と最高浸水位を示すポール
■ 熱田神宮
熱田神宮の南にある正門から南側の道路へと、地面が緩やかに下っています。
「熱田神宮のある場所は、熱田台地の南の端にあたり、標高が少し高く、地盤も比較的固い。1854年の安政東海地震では熱田神宮の境内に大きな被害はなく、周りの人々が避難してきたという記録が残っている。」と専門家は言います。



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